スタッフダイアリー
今回の施工では、アルミ製のベランダを撤去し、その下にあった瓦棒葺きの庇(ひさし)を新たに「立平ロック25型」の板金屋根に張り替えました。
既存の庇自体には目立ったサビや大きな劣化はありませんでしたが、今後の耐久性やメンテナンス性を考慮して、今回一緒に改修することとなりました。
工事は、まずアルミ製のベランダの解体から始まりました。
ベランダはしっかりと固定されていたため、安全に配慮しながら慎重に解体。床板や手すり、支柱を取り外していきます。
エアコン配管や室外機が絡んでいる部分もありましたが、それらも一時的に避けながら作業を進めました。
この段階で、下の庇の状態もあらためて確認しましたが、錆などの著しい傷みは見られず、丁寧に使われていたことがわかります。
庇の状態は良好でしたが、今後の耐久性向上とメンテナンスのしやすさを重視し、屋根材の張り替えを行うことにしました。特に立平ロックは継ぎ目が少なく雨仕舞にも優れているため、今後の維持管理の負担が軽減される点が大きな決め手となりました。
また、立平ロックは重ね部を“ロック”する構造になっており、風によるバタつきや雨の侵入をしっかり防いでくれます。ガルバリウム鋼板のためサビにも強く、長期間にわたり安定した性能を発揮します。
屋根の張り替え後には、エアコンの室外機を元の位置に戻し、配線や配管も丁寧に整理しました。屋根面が新しくなったことで、庇まわりの印象がすっきりとし、より整った外観に仕上がりました。
もともとの庇に問題があったわけではありませんが、将来を見据えた屋根材の選定と、美観・耐久性の向上を兼ねた今回の工事。「見た目がすっきりして気持ちいい」「これから先のメンテナンスも安心」と、施主様にも大変ご満足いただけました。