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土岐市 築35年屋根を「最新の安心」へ!土葺き瓦から耐震工法への葺き替えリフォーム事例

丸新美濃瓦 管理部 自己紹介
2025/11/18(火) 屋根工事について

こんにちは!屋根の専門家、丸新です!

今回は、35年間ご家族の暮らしを見守ってきた和瓦屋根の葺き替え工事をご紹介します。

長年使われてきた屋根が、最新の工法によって軽さ、強さ、そして安心感を手に入れました。

長年の歴史と重さからの卒業「土葺き屋根」の解体。

今回の屋根は、約35年前に「葺き土」を使用して施工された、昔ながらの工法でした。

残瓦・残土の撤去: 瓦を丁寧にめくり、下の葺き土と一緒にクレーンを使って安全に地上へ降ろします。

この作業で、建物を支える負担が大幅に軽減されます。

この土葺き工法は、瓦を固定するために大量の土を使うため、屋根全体に大きな負担がかかっています。

下地の清掃と確認: 土を撤去した後、下地の状態をしっかりと確認し、新しい屋根のためにキレイに掃除します。

新しい屋根の土台は、防水性と耐久性を最優先に構築します。

新しい合板の施工: 丈夫な新品の針葉樹合板12mmを全面に張り、屋根全体の強度と平滑性を高めます。

高性能防水シートの設置: 湿気や雨水から建物を守るため、防水性能に優れた防水シート(ルーフィング)を隙間なく丁寧に張ります。

万全の養生: 作業が完了していない箇所は、予期せぬ雨から建物を守るためにブルーシートでしっかりと養生を行います。

丸新は、工事期間中も安心を提供します。

防水シートの上に、縦桟テープと瓦桟木を正確に打ち付けます。

縦桟テープの役目は:横向きの瓦桟木の下に縦方向の隙間(排水路)を作り、万が一浸入した雨水がせき止められることなく、スムーズに軒先へ流れるようにします。

水が瓦桟木の下に留まるのを防ぎ、早期に乾燥させることで、桟木や野地板の腐食(劣化)を防ぎ、屋根の寿命を延ばします。

縦の隙間が通気層となり、屋根下地の結露を緩和し、野地板の健全性を維持します。

下地が整ったら、いよいよ新しい瓦を葺いていきます。

今回は、軽量でデザイン性も高い鶴弥の「トライF1」を採用しました。

 

軒先の固定: 軒先の瓦は7形釘(黄色の〇)とビス2本で、瓦桟木にしっかりと固定していきます。

 

Wロック機能: このトライF1瓦は、本体に瓦同士をガッチリと固定するフック(白色の〇)が備わっています。

ビス固定とこのフック機能の相乗効果で、以前の土葺きのようなズレや強風による飛散のリスクが大幅に低減されました。

 

棟瓦や袖瓦は、人工木を下地として使用し、瓦をビスで強固に固定します。

土を使わないこの工法により、棟の耐震性も飛躍的に向上しました。

今回の葺き替えによって、

土葺きで重く、瓦が固定されていない工法  から

軽量で、下地から瓦まで全てビス止めされた耐震工法 へと大きく進化しました。

この新しい屋根は、地震や台風といった自然災害からご家族を守る、頼もしい存在となります。

屋根の葺き替えは、未来の安心への投資です。

もし、ご自宅の屋根が築30年を超え、昔ながらの土葺き工法ではないかご不安でしたら、ぜひ一度、屋根の専門家である丸新にご相談ください。

私たちは、お客様の建物の状況とご要望に合わせた最適な工法をご提案し、確かな技術と丁寧な仕事で、安心の屋根をお届けいたします。

無料点検・お見積りも承っております。まずはお気軽にお電話ください。

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