スタッフダイアリー
今日は、お客様からご依頼いただいた「雨漏り修理」の現場レポートをお届けします。
お客様は「雨が降ると特定の場所からポツポツと水が垂れてくる…」とのこと。
これはもう、一刻も早く原因を突き止める必要があります。
屋根裏で判明した「雨漏りの証拠」
まずは雨漏りの発生源を確認するため、屋根裏に潜入！
懐中電灯で照らしながら隅々までチェックしていくと…ありました。
特に屋根の「谷（たに）」と呼ばれる、2つの屋根面がぶつかり合うV字の部分の真下に、水が染みた生々しい跡がハッキリと残っていました。
これだけ跡が残っているということは、かなり前から雨水が侵入していた証拠です。
『ココがポイント』
屋根の「谷」は、他の部分よりも大量の雨水が集中して流れる場所です。
そのため、雨水を受けるための「谷板（たにいた）」という金属板が設置されていますが、ここが経年劣化で穴が開いたり、つなぎ目が剥がれたりすると、すぐに雨漏りにつながってしまうんです。
原因が「谷板の破損」だと特定できたので、いよいよ修理に入ります。
1. 瓦をめくる
まずは谷の周辺にある瓦を丁寧にめくっていきます。瓦を外すと、その下に隠れていた問題の古い谷板が姿を現しました。
2. 既存の穴を埋め、下葺き材を被せる
長年の雨風にさらされ、あちこちに小さな穴が開いていたり、金属が経年劣化で亀裂が入っていました。
これらの既存の穴や亀裂をしっかりと防水処理で埋めます。
その上からさらに、防水性を高めるための新しい下葺き材（防水シートなど）を被せて、二重三重の防御壁を作ります。
この下準備をしっかり行うことが、再発を防ぐための生命線です。
3. 新品の谷板を施工
そして、いよいよピカピカの新品の谷板を取り付けます！
新しい谷板は、水がスムーズに流れ、かつ長期間耐久性のある素材を選定。これで大量の雨が降っても安心です。
4. 瓦を元に戻して完了
最後に、めくっておいた瓦を元の位置に慎重に戻し、ズレがないか、しっかりと雨水を流せる配置になっているかを確認して作業完了です。
見た目は元通りですが、中身は生まれ変わっています！
「雨漏りかも？」と思ったら、すぐに点検を！
今回のケースのように、屋根裏に入ってみると、お客様が気づいていない間に雨漏りが進行していることは珍しくありません。
雨漏りは、建物の構造材（柱や梁）を腐食させ、家の寿命を縮めてしまい非常に怖いです。
「天井にシミができ始めた」「雨音がする場所に違和感がある」など、少しでも気になることがあれば、手遅れになる前にプロの業者に点検を依頼してください。
もちろん、お見積もり・ご相談は無料です。
雨漏りの不安を解消して、安心できる毎日を取り戻しませんか？
お気軽にお問い合わせください！