愛知県　江南市のお寺様　鐘楼の屋根瓦の葺き替え工事 事例集 丸新 岐阜県

現場調査　１

鐘楼の瓦の状態を調査しました。

現場調査　２

隅棟・袖丸・降棟の所々が崩れています。

現場調査　３

現場調査２の隅棟を横から見ると崩れています。

現場調査　４

現場調査２の隅棟を横から見ると崩れています。

現場調査　５

雨が漏れて軒切裏甲にシミができています。赤○部分隅部裏甲が隙いています。

現場調査　６

隅棟部分から草が生えて崩れています。

めくり工事

土葺きのため古瓦をめくると古土がみえます。

めくり工事

野地板もめくりました。古土が小屋裏に溜まりました。

めくり工事

クリーンカー（吸引車）で小屋裏の古土やホコリを吸っています。

構造調査　１

隅木が腐っています。

構造調査　2

構造調査　３

瓦の下の木材の状態をチェックします。

構造調査　４

瓦の下の木材の状態をチェックします。

構造調査　５

隅木・垂木等が腐っています。赤○隅部が開いています。

構造調査　６

桔木の状態調査。

構造調査　７

木負が繋ぎ部分で折れている。茅負も同様である。

めくり工事完了

小屋裏に溜まっていた古土等をクリーンカーで吸い取りきれいにしました。

大工工事　１

軒部の裏甲を取り外します。

大工工事　２

桔木を新しく取り替えました。

大工工事　３

隅部の開きをボルト（黒い矢印⇔）を使い左右から絞めて直します。

大工工事　４

軒部の切裏甲取り付け。

大工工事　５

腐食していた隅木・軒切裏甲等を交換します。

大工工事　６

棟木を交換しました。各木材をボルト（赤○）で補強。

大工工事　７

開いていた隅部を直して新しいタル木を取り付け野地板を張りました。

大工工事　８

箕甲部を直しています。

大工工事　９

箕甲部の破風板を増やしました。

大工工事　１０

箕甲部の切裏甲を直しました。

瓦葺き工事　１

瓦葺き工事。右側が桟瓦５３Ａを使用。左側は、巾の調整で本平瓦を使用しています。

瓦葺き工事　２

平部が葺き上がりました。

瓦葺き工事　３

箕甲部を本掛瓦で葺いています。

屋根の軽量化

桟木に瓦のツメを引っ掛けて瓦は全数桟木にステンレス釘を打って固定します。以前のように土を使っていないので屋根重量は軽くなり、瓦は全て固定して強度は増しています。

瓦葺き工事　４

箕甲部の本掛瓦の部分に掛カニ面戸を使用してモルタルが崩れてこないように施工してあります。

瓦葺き工事　５

本棟部ののし瓦を下地の木材に留めています。（赤〇部分）

瓦葺き工事　６

残りは降り棟と隅棟です。

降り棟施工

降り棟用金具を取り付けて棟が崩れないように施工しています。

隅棟施工

隅棟用金具を取り付けして棟が崩れないように施工します。

完成　１

左側の赤い○の桟瓦は左桟と言います。右側の赤い〇の瓦が通常平部に使用する瓦です。隅側に反りがある場合に通常の瓦を使用すると雨水が入る恐れがあるために通常の瓦と重なり部分が反対の左桟を使用しています。

木質面戸

切裏甲と瓦の間を軒先面戸と言い通常はシックイでふさぎます。今回は木を瓦の形状にえぐって取り付けしました。『ざぐり』と言います。座ぐりはシックイを使わないので剥がれないし強度が増します。*１０月１２日の「屋根の軽量化」の掛木質面戸も同じです。

完成　２

曲がっていた木負と茅負を直しました。ほぼ真っ直ぐになりました。

木負と茅負について

完成　３

完成　4